院長挨拶

高齢者医療の先駆者へ

当院のホームページをご覧頂きまして誠に有難うございます。当院は昭和54年に当地で開業致しました。病院の西側には、明治時代に排水、治水工事のために作られた2級人工河川の新川水系が緩やかに石狩湾に向けて流れています。春には、10Kmに渡り河川敷沿いに日本一と言われる見事なサクラ並木が続きます。又北海道マラソンの常連コースにもなっております。又、毎年夏には、季節を感じてもらいながら、病院を上げての恒例行事として患者様と病院職員がボランティアとして「夏祭り」にも力を入れております。

当院の特徴は、高齢者に特化して医療を行っているという事であります。そして急性期病棟と慢性期病棟の両方を兼ね備えているという医療施設であります。設立当時は高齢社会の到来時であり、全道には未だ施設が整わず、混乱していた時期でありました。その中で当院は、特例許可老人病院として出発させて頂きました。当院のように慢性期の療養病床と急性期一般病床(障害病床)を併せ持つ事は、患者様の急変時対応も可能であり、安定期を含む医療も相互に行えるという利点があります。在宅環境が乏しい日本の現状では、介護と医療の双方をワンストップで支える医療施設機能が絶対に必要であります。

次に当院の特化した取り組みを紹介させて頂きます。先ず高齢者の筋肉量減少(サルコペニアなど)改善に対しては、パワーリハビリが必要であります。又ベット上においては、四肢筋緊張亢進による拘縮の予防が大切であります。多くの患者様が四肢の拘縮により点滴も、清拭も、体位交換も出来ず、褥瘡ができやすくなるという悪循環に悩まされています。これらの解決策としてパワーリハビリやポジショニングを率先して行っているところであります。

長生会病院長 竹林克重

次に近年、癌の苦しみに救いを求められ、高齢の患者様の受け入れ先が不足している事に驚かされます。がん末期の緩和医療や終末期医療は高齢者医療として決して避けられない機能であり、その整備や充実策は社会的課題といえます。不安や苦痛を取り除き、少しでも安らかな最後のご援助ができればと在宅推進を含めた緩和ケアを進めています。又当院に転院されてくる患者様の84.5%に嚥下障害をお持ちです。其の事が在宅療養への行く手を大きく阻んでおります。当院ではその突破口として嚥下内視鏡(VE)や嚥下造影検査(VF)を通じて、原因究明やリハビリ、嚥下食の選択などに果敢に取り組んでいるところであります。又近隣の各科の専門病院との連携や歯科治療などと緊密に連携ができており、途切れのない医療が可能であります。安心して継続医療が受けられます。今後も皆様方からのご批判を真摯に頂戴しながら、誠実にお答えして、患者様を支えて行く医療でありたいと願います。宜しくお願い申し上げます。

長生会病院長 竹林克重

  • 介護支援専門員
  • 日医認定産業医
  • 北大大学院修了 医学博士
  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本臨床細胞学会 細胞診指導医

pagetop