PCRスクリーニング検査は陰性でした
いつも当院がお世話になりまして心より感謝申し上げます。
また、面会制限が長期に至り大変ご迷惑をおかけしています。(※現在はオンライン面会のみ実施中)
今般、高齢者施設や療養型病院のクラスターが頻発していることから、無症状者のスクリーニング目的のため、札幌市主導で、全職員(令和3年1月 :82名、2月:83名)に対してPCR唾液検査を実施いたしました。その結果、当院内の全職員の検査は陰性でした。
昨年の新型コロナウィルス感染者の国内発生以来、当院内での新型コロナ感染の発生は、今のところ
1例もございません。
現在、下記の内容で新型コロナ対策を行っています。
1)院内感染対策として:
・マスク、手袋、手洗い等の標準予防策を励行するとともに、3密を避ける行動や休憩室のパーティション等の設置等を徹底しています。
・毎朝の連絡会議や院内放送、病棟や廊下の掲示板、回覧板などで情報共有を常に行っています。
・毎日、定期的に接触場所(手すり、椅子、ドアノブ、トイレ等)の全館消毒と換気をしています。
・昨年2月より早期迅速に全館面会禁止をさせていただいています。
・院内研修(ウェブ講演会等)、隔離やゾーニング実地訓練などをしています。
・正面玄関と職員玄関には体温AIセンサーを設置し、入館者の体温チェックを行っています。
・新規外来制限と発熱者受診制限を行い、院内への持ち込み感染に注意しています。
・職員の発熱有症状者や同居家族感染疑い者の出勤停止マニュアルの作成、周知徹底しています。
・毎日、職員の健康チェック(体温、風邪症状等)を行っています。
2)患者様の入院や転院時の対策として:
・前医での、コロナ感染発生状況やPCR検査情報を十分に確認させていただいています。
・前医において、当院へ転院前に発熱が続く等リスクの高い患者様は、当院へ入院まで、できるだけ
10日以上の期間を設けてもらっています。
・無症状感染の可能性の場合は、当院入院まで、最低4~5日の猶予期間とPCR検査を行っていただいています。
・搬送中の搬送員や患者様、ご家族様にはマスクの着用をお願いしております。
・入院後の感染発症時には末梢血液一般検査を行い、感染の可能性の有無を判断した上で治療等を行っています。
しかし、これでもまだまだ感染対策は完全ではありません。無症状者感染の可能性が残るからです。
更に、気を引き締めて全職員一丸となって、感染予防を継続してまいりたいと存じます。
今後とも、皆様のご指導、ご理解、ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
(※当院では、3月中旬頃より、職員のワクチン接種を行う予定であります。)
令和3年2月末
長生会病院院長